老猫の健康管理について@ウンチ大作戦

キリちゃんの老猫の健康管理シリーズの続きです!
今日はちょっとシリアスで深刻なお話。。。ウンチについてです!
排泄すべき不要物が、体内にたまったままになると細菌毒素など
が体に再吸収されてしまい命に関わってくるので、老猫にとって
便秘はとても重大な問題です。

お気に入りのイスで昼寝〜ボロボロに引っ掻いてますっ

それはキリちゃんが20歳のお誕生日を迎えるちょっと前の出来事。
いつもは朝から「ごは〜ん!ごは〜ん!」と雄叫びをあげてるキリが、
静かにじっとうずくまったまま、身動きできなくなっていました。
近寄ってみると、息が詰まったみたいに苦しそうにしています。

ご飯を持っていったら、見向きもしなかったので、今度は大好きな
ヤギミルクやオイルをあげてみたけれど、「それどころじゃないっ!」
って、怒られました…….

キリがうずくまってご飯を拒否するなんて、生まれて初めてのこと
でしたから、私もうろたえてしまいました。
しばらくキリちゃんのそばで、どうしたのか考えてみました。
すると、ふと今朝はウンチが出ていないことに気づきました。

思い返してみると、その頃のキリちゃんのウンチは小さくって
水分が少ないコロコロのウンチになっていましたが、引っ越し後の
片付けや手続き等でとても忙しかったのと水回りの工事などで
キッチンが使えず、しばらく手作り食をあげていなかったのでした。
ごめんね〜(ノ_-。)

真っ先に苦しみをとってあげなくてはなりませんので、緊急処置として
自分なりに考えてウンチを出すことにしました。
まずはお湯を浸したペーパータオルで肛門を温め、少し刺激した後、
お腹の上から大腸をそっとマッサージ。
なんとなーくウンチの塊が指先に感じられるので、直腸まで導くように
なぞってゆきました。その後は気功でウンチを柔らかくし、
蠕動運動を促進するように試みてみました。
やはりお尻を温めたいらしく、その後、ステンカ(ちび猫)にお尻を
くっつけて温めてました。さすが!キリちゃん知恵者!

救急措置のあと、いつもキリがお世話になっているホリスティック獣医の
先生に連絡をして状況判断と処方をお願いしました。
そうこうしているうちに、ケージを見てみると3cmほどのウンチが
二本出ていました!やったね!!
でもその時点ではまだ完全にいつものようには元気になっていません。

『病気』は、これまでの生活習慣の積み重ねが現れた現象です。
だから、病気になった時には、症状をとめるだけでなく、これまで
の習慣を変える必要があります。
「歳をとったから」「加齢でしかたがない」ですませてはいけないです。
それは、人間も猫さんもまったく同じことですよね。
とにかく現れている「症状」から、今後の改善策をみつけてゆく
ことにしました。|

【猫の便秘の根本的な原因は、腎臓の機能低下】

獣医さんによると、腎臓機能の低下による脱水症状が原因で便秘が
引き起こされているのではないか、とのこと。
だからウンチが水分少なめのカチカチになってしまうのですね。

腎臓機能が低下してくると、水を多飲して多尿になるにもかかわらず、
老廃物や余分な電解質、リンなどのミネラル類を尿中に排泄することが
できなくなり、体内に毒素がたまってしまいます。水をたくさん飲んでも
多尿によって失った水分を補うことができず、脱水症状を引き起こして
しまうのだそうです。

腎不全(機能低下)からくる貧血が原因で、血流・酸素の流れ・
気の流れが悪くなってしまうとのことで、先生から腎臓をサポート
するレメディーと、貧血を改善させるホメオパシー製剤、などを
送っていただくことになりました。

「え?便秘が主な症状なのに、貧血と腎臓機能を上げる処置だけ?」
って、思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ウンチが硬くて水分を含んでいないために、どんどん腸に溜まって
しまってる部分については、物理的な問題ですので、
ホメオパシーその他で対応するのは難しいのです。ホメオパシー
での治療はエネルギー療法ですからね。

そこで、物理的な問題は物理的に解決する必要があります。
腎臓機能をあげて貧血をサポートしつつ、ウンチ自体を水分
を含んだGoodなウンチにしてあげなくてはならないですね。
そして、蠕動運動を促すように繊維質を含んだお食事を与え、
よく運動させて、マッサージをしてあげます。

【ウンチの前段階、お食事をまずは見直す】

実際に老猫を飼っていらっしゃる方は、一番下についている
過去記事も是非お読みいただけたら嬉しいです。
そこにも記載したように、猫には必須脂肪酸が欠かせません。
もちろん便秘問題の改善にも必要です。
DHA・亜麻仁油・オリーブオイル、これらを交互に与えます。
DHAは絶対的に必須で、週に一度くらいはあげてください。
サプリメントになってる事が多いので、ハサミで切り込みを
入れて餌にブチューっとたらします。
また、他の日はオメガ3である亜麻仁油だけでは組成的に足りない
ためオリーブオイルも交互にあげなくてはならない、という
アドバイスも先生からいただきました。

生活環境が整っていなかった為に、しばらく手作り食をあげて
いなかった事を反省し、さっそくサツマイモとオートミール、
それからサーモンを使ってお食事をつくりました。
サツマイモは食物繊維が豊富な食品で、アレルギーの子も少ない
のでたまにあげるといいですね。缶フードにふかしたサツマイモ
をつぶして混ぜてあげてもいいですね。
オートミールは食物繊維を多く含み犬も猫も大好きです。
鮭やレバーを煮た煮汁にオートミールを入れます。その中に猫には
パセリのみじん切りも加えます。パセリは寄生虫予防にもなります。
(犬は緑黄色野菜を大量にとるとまずい場合もあるのですが
その件は長くなるので割愛します)

缶やドライフードのみあげている場合は、ニンジンのスリおろした
ものを混ぜたり、茹でた野菜のみじん切りを入れると食べてくれる
子がおおいのではないでしょうか。
また、お水を沢山飲んでもらわなくてはならないので、お水を
飲まない子は肉スープとか魚スープなどをあげて水分を飲んで
もらうようにしてくださいと先生談。

この時のキリちゃんが体験したような、緊急事態の時には室温にした
ヨーグルトを与えるのも効果があります。
ただ乳製品は毎日あげない方が良いので、あくまでも緊急時に苦しみ
から救ってあげる時の対処に用いた方がいいですね。
お腹をこわしてしまう子は、ビオフェルミンなど、ビフィズス菌
をあげても同じような効果が期待できます。

それから、毛玉を除去するためのチューブに入ったサプリメントが
ありますが、あれも便秘の緊急事態の時に効果を示します。
ペトロモルト(猫の毛玉とり)
ただ、成分が心配ですから、便秘がヒドい子に月に数回与える
だけにして、毎日は与えない方がよい、という意見が多いです。

現在は、キリちゃんはウンチが出なくて苦しむ事は無くなりました。
ヽ(=´▽`=)ノ
けれども、たまに小さくて硬そうなウンチの日もあります。
ウンチは健康のバロメーターですから、そんな時は前日に食べた
ものを思い出して、次のお食事の改善に努めます。

【老猫の便秘のサイン ”いきみゲロ” 】

飼い猫さんがお歳をとってきたら、ウンチが出ているかどうか、
ウンチの質はどうか、を観察するとともに、もう1つ重要な
チェックポイントがあります。
それは、、、、、、
『いきみゲロ』です。

女王キリちゃんにあまり相応しくない言葉です。(-_-; (-_-; (-_-;
けれど『いきみゲロ』が観察されるようになったら、便秘症が
かなり進行していると考えていいと思います。

『いきみゲロ』とは、ウンチの質が硬くなってきたために猫さんが
踏ん張りすぎて、それでもウンチを出すことができずにゲロを吐いて
しまう現象です。
キリのウンチが硬くてコロコロになってきた頃から、ときどき朝
トイレの周囲に少量のゲロがあることに気づきました。
食べてすぐのゲロとは違いますので、少量なのです。
下から出せずに上からでちゃうの、かわいそうです。(:_;)

多頭飼いの場合、できれば寝る時に個別にトイレ付きのケージの
中に入れておくことをお勧めします。
そうでないと、どの子がどんなウンチをしたか?どの子がいきみゲロ
を吐いたか?など区別がつきません。

これらのサインを見逃し、生活習慣や食事の内容を改善せずに
放置したままでいると、今度は肛門から指を入れて摘便(固すぎる
便を肛門から摘出)しなくてはならない事態になってしまいます。
これは猫ちゃんにとって非常に辛いものですし、頻繁にやると腸壁が
傷ついてしまいますし、できることなら避けたいです。

お湯での浣腸で難を逃れている猫さんもいる様です。
こちらもやはり、毎日腸内を洗浄されてしまうと腸内細菌のバランス
が崩れたりなど、影響が出てしまいますので、できれば自力でウンチ
を出せる環境づくりをまずは考えた方が、猫さんにとっても飼い主に
とっても負担が軽いのではないでしょうか。

【老猫の便秘対策のまとめ】

■まずは腎臓の機能をあげるためのサポート(我家はホメオパシー)。
■数種類の必須脂肪酸を与える(DHA・亜麻仁油・オリーブオイル)。
■食物繊維を含んだお食事を与える。
■水分を与える工夫をする(肉の美味しいスープなど)。
■老猫は低血糖になるのでお食事は何回かにわけて与える。
■ウンチが出そうな時間帯にお腹をマッサージをしてあげる。
■たまにペトロモルトやヨーグルトやビフィズス菌を与える。

体調が悪くなった時とか、老齢になった時など、食事療法で
改善しなくてはなりません。薬だけに頼りたくないですよね。
ですから、若いうちからいろいろなものを食べる事に抵抗が
無くなるようにしておいてあげた方が良いでしょう。

猫さんはそれまで食べたことが無いものを食べるのに抵抗が
あります。そんな時は、大好きなものにちょっとずつ混ぜて
あげると、いろいろなものが食べられるようになるでしょう。
「うちの子はこれしか食べないので〜」と言ってる方は、
自分のせいで猫ちゃんの健康が脅かされると思ってください。

西洋医学のみの獣医さんの中には、猫には一種類のフードのみ
あげるべきだ、と言う方もいらっしゃいます。
手作り食まではつくらないとしても、フード一種類のみでは
あまりにも健康リスクが高すぎます。
栄養的に偏るかもしれないし、内容物で体に合ないものが入って
いた場合に体に蓄積され続けてしまいます。
過去にも様々な事例がありましたね。1つのブランドオンリーを
与え続け、ペットが死んでしまった事件が。。。。
ペットフードのみ与える場合でも、バラエティーにとんだ
ブランドのものを変えて与えた方がリスクを抑えられるでしょう。

あとは、猫さん達はあまりお水を積極的に飲まないので、
若いときから水分をたくさんとらせるような工夫をしていると
健やかな老後が過ごせるのではないでしょうか。
餌を与える時に一緒に水も入れておくのもいいですよね。
お水まで全部飲んじゃいます♬

猫と一緒に暮らしていらっしゃる方、よろしければ
キリちゃんシリーズの過去記事もあわせてご覧ください。(*’-‘*)
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【老猫の健康管理について】
♡Blogカテゴリー【老猫のケアー】
http://www.omichikahori.com/category/cat/

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…( =’;’=)….
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✿ฺ【老猫の健康管理シリーズ過去記事】
2012/3/20
老猫の健康管理について@ウンチ大作戦
2012/3/20
老猫の健康管理について@引っ越しがきっかけで排尿問題が解決!
2011/4/18
老猫の健康管理について@“窓辺のキリちゃん”付き
2010/9/10
ホールフード(Whole Foods) ニャンコ篇

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
✿ฺ【その他のキリちゃんシリーズ過去記事】
2012/4/12
世界一の波瀾万丈&超長寿ニャンをめざすキリちゃん20歳の誕生日!
2011/4/12
キリちゃんのお宝写真集(=^。^=)19歳の誕生日
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

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