野生のホタルがくれたもの、人間が奪うもの、

久しぶりに美しい野生ホタルの舞を見ました。
感激して涙がこぼれるほど美しく、たくさんのホタル達が
光り輝いていました。

hotaru2013_1.jpg

30秒間シャッター開いたままで撮影しました

無数のホタル群を見たのはかれこれ15年ぶり位になります。
2度目のアトランタ在住の時に住んでいた家の、私の書斎
には木の窓(ガラスではない)のあるバルコニーがついていました。

ある夜、いつものように勉強していると、猫のキリちゃんが木の窓を
トントントンと叩きました。
虫でもいるのかしら?と思ってそのままにしていたら、
またトントン叩き、ニャーといって私に何かアピールしている様でした。

バルコニーを覗きたいのかと思ったので、木の窓を開けてあげたら、
そこにはまるで銀河のようにキラキラ輝くホタルの大群が
美しく光りを放っている光景が広がっていました。
あまりに綺麗で感激してしまい身動きがとれない程でした。
キリもじっと見ていました。

2人でしばらくそこでうっとりとホタルの光を見つめていた時の事は、
感情の記憶、視覚の記憶、として鮮明に残っています。

その日は嫌なことがあって気分が塞いでいましたので、
自然からプレゼントをいただいた様に感じてしまい、
まさに天にも昇るような気持になったのです。
そんな背景もあったので、忘れられない光景になったのかもしれません。

hotaru2013_4.jpg

クリックで拡大します♬

その後もまた見たいと思って、夜になると時々木の窓を開けてみたの
ですが、あの日以来、一度もホタルを見ることはできませんでした。
そして、キリも窓をトントントンと叩くことは、それ以後
ありませんでした。
それにしてもなぜあの日だけ!?と、不思議に思っていたのです。
hotaru2013_3jpg
その謎は、今日NPO法人「ホタルのふるさと瀬上沢基金」さんの説明を
聞かせていただき、解けました!!

ホタルは一晩中光っているわけではないのですね!!
だいたい午後7時くらいから9時前くらいまでの限定された時間帯のみ
光を放って舞っているのだそうです。(7時半〜8時半が一番強い光)
しかも、限定された期間のみだと知りました。
光りながら飛ぶ成虫の期間はたったの3日〜1週間の寿命なのです!!
このような美しい光景が見られる日に来ることができ運が良かったです。
hotaru2013_2.jpg
女の子ホタルは下の草むらなどにいて、優しく弱く光っています。
男の子ホタルはその上を強い光を放ちながら飛んでいます。
そして、気が合うパートナーが見つかったら結婚するそうです。

メスはコケの上にタマゴを産みつけます。ホタルの一生は1年。
タマゴから孵ったホタルは、水の中で脱皮を繰り返しながら、
9ヶ月間を水の中で過ごすそうです。
桜の花が咲くころ雨の夜に、光ながら水の中から這い上がってきて、
土にもぐってさなぎになります。そして初夏になると成虫になり、
光を放ちながら飛び回るのです。

ちなみに、成虫になったら光るのではなくって、
タマゴの状態からすでに光を放っており、幼虫もサナギも成虫も、
一生の間ずっと光っているのだそうです!
(寒い時期の冬眠時は光らない)

ホタルは綺麗な水の流れのある所にしか生息していないということが
知られています。ホタルは9ヶ月の幼虫時代にカワニナという綺麗な水に
生息している貝を餌にして食べます。
(9ヶ月間で25〜30個ほど食べる)
田や用水路など、ほたるが自然発生している場所には、ほぼ確実に
カワニナが生息しているようです。
カワニナの餌はコケ。そしてメスのホタルがタマゴを産みつけるのは、
このコケです。生態系がうまく循環してサポートし合っているのですね。

それを根こそぎ破壊するのはいつも人間。
なーんにも考えず、自分たちの利益だけを追及し、怪獣のように
パーフェクトな環境を破壊するのはいつも人間です。

この美しい光景が見られるのは、横浜市のはずれ”JR港南台”駅から徒歩で
30分ほどのところにある瀬上川(せがみざわ)という場所。
NPO法人「ホタルのふるさと瀬上沢基金」さんが守ってくださって
いる自然豊かな谷戸です。
しかし今、ここが宅地開発され大きなショッピングモールを建てる計画が
着々と進行しているのです。

瀬上川は横浜でトップクラスの優れた生態系を維持している場所
であることが明らかになっています。
それから、154万年前の「二枚貝化石密集層」が発見され
横浜国立大学で研究が進んでいます。
このような素晴らしい場所が人間によって破壊されそうになっています。

「ホタルのふるさと瀬上沢基金」さんは、懸命に署名運動に加えて献金を
募り、この土地を借地するか買収しようと、活動をしておられます。
私ももちろん献金と署名をさせていただきましたが、もしもこちらの
活動に賛同していただける方は、ぜひご協力をお願いいたします。

くわしくは、こちらをご覧ください。
↓ ↓ ↓
http://www.segamikikin.org/
hotaru2013_5.jpg
【ホタルの写真撮影】

今日すばらしい光の舞を見せてもらったのはゲンジホタルです。
来週には別の種類であるヘイケホタルが出てくるそうです。
ゲンジホタルはゆ〜ったりと飛んでいます。なので写真撮影に向いて
いるフォトジェニックなホタルさん!?です。
ヘイケホタルは点滅した光を放つので撮影すると細く写って
しまうそうです。

野生のホタルは、液晶画面の光、フラッシュ、懐中電灯などの強い光を
嫌うそうで繁殖に影響が出てしまうと教えていただきました。
大きな音もダメだそうです。ですので、見学に行く時にはフラッシュを
オフにして、液晶画面を消すかカバーで覆う様にします。

一眼レフ以外のコンパクトカメラや携帯カメラでは、ホタルの光は
写りませんので、使わない方がいいです。写真に写っていないだけ
ならまだしも、ホタルの繁殖に影響が出てしまうのです。

本日は、花曇りでしたから月が出ていませんでした。
なので、より綺麗にホタル撮影ができました。
月が出ていない方がホタル撮影にはベターなのです。
ちなみに、空はできるだけ入れない方がホタルを綺麗にとれるよ、
と師より指導を受けました。
空を入れると赤っぽくなって光がきれいに撮れません。

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ブログ筆者

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打たれ弱い女子のための
「エナジーロスの無いシンプルな生き方」
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自然療法セラピスト歴23年
・身体に記憶されるSense(感覚)やimage(映像)
・Highly Sensitive Person (HSP)の研究家

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