「目標が達成された(夢や願望がすでに叶った)」というシチュエーションの時に、むかし書いたアファメーション(目標や夢の内容を言語化したもの)は、どうされていますか?
もしくは、目標を書いてみたものの「やっぱりこれやーめた」と、考えが変わってしまったときは!?
セミナーを開催したときに質問してみたら、「そのままにしている」との答えが多かったので、今日はこのことについてお話しします。
無意識の作用や、脳のはたらき、人の認知について、ご興味のある方におすすめの記事です。
古いアファメーションを破棄すべき2つの理由
アファメーションの書き方のハウツーで、「不要になったアファメーションは、からならず破り捨てしましょう!」というものがあります。
あまりアファメーションを書く習慣がなかった方にとっては、何かの「儀式」のように思えるかもしれません。
でもこれは、儀式やおまじないではなくて意味がある手順なのですよね。
これまでの私やクライアント様の経験から、「絶対に外せないステップ」と捉えています。
新しい目標が決まりアファメーションを書く時には、必ずやっていただきたいこと。
アファメーションを書くだけでなく、同時に過去に書いた目標もしっかりチェック。そして、もう不要になったものをピックアップし破棄するのです。
これから、それをすべき理由についてお話しさせてください。
1つ目は「どうでもいい目標が叶ってしまう可能性について」。2つ目は新しいアファメーションとの矛盾が出しまう可能性について」です。
次の項目から詳しく解説していきます。
*目標達成にまつわる関連記事⇨ 他人に話してもいい夢や目標 Vs.他人に言っちゃダメな夢や目標、他人の意図に引っ張られない方法
⑴ どうでもいい目標が叶ってもいいの?
古い目標をわざわざ破棄しなくてはならない理由の一つ目は、
破棄しないと「叶ってしまうから」
「特にへんなことを書いたわけではないし〜、叶ったとしても、まーいっか」と思う人もいらっしゃるかもしれません。
でも、人生は思うより短いです。
時間は貴重な宝。
別にもうどーでもいいことを実現化させているヒマなどないはずです。
もう不要になった目標であるにもかかわらず、実現化するために、あなたの生命エネルギーを消費していくのです。
これって、かなりのエネルギーの無駄遣いという気がしませんか!?
⑵ 新旧の目標が互いに矛盾し合ってしまう
「アファメーションの破棄」は、アファメーションの設定と同じくらい重要なこと。
それはなぜかというと、
新しい目標だけでなく、古くて不要になった目標までもが叶ってしまうから。
時間差で叶うのならまだいいのですが、微妙に絡み合った内容だった場合、新旧のアファメーションが混ざり合ったシチュエーションで実現化されてしまうこともあります。
最もネックになるのが、新しく設定したアファメーションの実現化の足かせになってしまうこと。
新旧2つの目標が、エネルギー的に矛盾し合い、時間を奪いあうのです。
足の引っ張り合いをするようなもので、新しいアファメーションのためのフォースが弱まります。
例えば、こんなケースがありました。
昨年は「イギリス留学する」というアファメーションを書いたけど、やっぱり今年になったら急に結婚して子供が欲しくなってしまい、留学のことなんかもうどうでもよくなってしまった。
それで、新たに結婚のアファメーションを書いた。しかし、古い留学のアファメーションは破棄しなかった。
そうすると、結婚が叶ったが夫がイギリスに転勤になった。英語を勉強するためになぜか学校に入ることになった。勉学に勤しみ大学を卒業する目標もできたところで、妊娠がわかった。
などなど、こんな感じで絡み合うこともあります。
この例では、他人から見ると、さほど悪くはないのでは?と、思えるでしょう。
しかし、もうどうでもいい目標が叶ってしまうのは、本人的には良いことではありません。
それならそのぶん、
新しい目標の方を、もっと早くもっとパワルフに現実化させたい!
というのが心情ではないでしょうか。
脳と心に最適な処理方法とは?
そんなわけで、新たに目標を書いた時には、過去のアファメーションのチェックを必ずしてください。
そして、もうどうでもよくなった古い目標のアファメーションを発見したら、破いて破棄することをお勧めします。(お勧めというより、絶対やっていただきたいと願っています)
①赤ペンで大きなバッテンを書く
②ビリビリに破り捨てる
もうどうでもよくなった過去の願望を書き表したアファメーションとか、「書いたけどやっぱりいらない」という状態になったら、心を込めてこの↑破棄の儀式を行ってください。
これは、脳と心にとって最適な処理方法になります。(身体を使っているので無意識に働きかけられるのです)。
古いアファメーションにまつわる体験記
まだ全てのアファメーションをきちんと管理していなかった頃(思いつきで書きなぐっていた頃)、もういらないアファメーションを放置していた為に、叶ってしまったものがいくつかありました。
しかし不思議なことに、「夢が叶ったな」とは認識しないんですよね。もうどうでもいいことだったから脳が認知しなかったのでしょう。
古いノートを読み返してみたら、そこに書いてあったことが達成されていることを発見し、ビックリする、というパターンで叶ったことがはじめてわかるんです。
ノートに書き留めてあったから、それを読み返したからこそ、そのことを認知できたのです。
みなさまはいかがでしょうか?
「あ〜、これはもういいや」という、まだ現実化されてない目標って、いくつかありませんか!?
それを書いた紙やノートは残っていませんか!?
もう不要になったアファメーションは、からならず破り捨てることをオススメします。
これは、「新しく書いた目標を達成させるため」に必要なことだから、是非やっていただきたい作業なのです。
*こんなノートを使っています⇨