思考停止から脱出し自分の考えを育む方法とは

私自身が「もしかして、ワタシっておバカ?」と気づいた時のお話をシェアします。恥ずかしいけれど…

かなり昔のことですがすごく衝撃を受けたので、昨日のことのように覚えています。

私は20代の頃、2つの国家資格を使って2つの大好きな仕事についていました。自営業ではなかったのですがフリーランスで動いていました。

だからこそ、普段から自分の頭で色々なことを考えて行動していたと自負していたんですね。

20代後半でフリーランスで働くようになってからというもの、AERAとかニューズウィークを毎週必ず読んでいました。それもあって?か、「ワタシって色々なこと知ってるし、ちゃんと思考して、ジブンの意見もある」と勘違いしていたんです。海外出張にも出ていたから見識も広いしなんて勝手に思っていたりして。

ジブンはすごく思考してる人。そう思い込んでいたからこそ、私っておバカ?と気づいたときの衝撃が大きかったのでしょう。

「私にはジブンの考えがある」という幻想がくつがえされたのは、渡米後間もなくしてからです。

最初の頃は、大学のクラスをぼちぼち取りながらEnglish as Second Language というインターナショナルの生徒が英語での論文をきちんと書けるようにするためのクラスに通っていました。

もともと英語の基礎力がなかったので簡単なクラスからスタートし、徐々に小論文を書いていくようになりました。

論文の議題は先生から与えられます。初級のクラスだったときは身の回りのことや家族やペットのことなどについて書くような指示が出ていました。

ところが、上級クラスになってからはもっと社会、教育、人種差別、政治など、広範囲に渡った視点を書くことが求められました。

それで、何が起こったかというと…ご想像の通り、小論文の議題を出されても、まったく書けなくなってしまったのです。

英語の問題ではないのです。ジブンの考えが無いから書けないんです。

このとき、初めて「私って思考してなかったんだ!」「ジブンの考えって希薄だったんだ!」って悟ったんです。

ジブンは思考するヒトと思い込んでいたから、自分が思考停止のおバカだと知って、本当にショックでした。
 

おバカはどうやってできたのか

 
「これは、どうにかしないとマズいよ!ジブン!」と焦り、あわてて思考できるジブンへと改善すべくプロジェクトを立ち上げました。

ですが、とりあえず急いで学校の宿題である小論文は、書いて提出しなくてはなりません。

そのとき、とりあえずの対応をしました。

そのやり方は…

他人の意見を色々集めたのです。雑誌やネットやテレビのコメンテーターの意見を集めて、その中から「あ、そうそう、それそれ!私もそう思うよ!」というものを集めて、それを自分の考えとして小論文を書いたのです。

それで、はっきり気づいたんですね。

「あ、もしかしたらワタシ、今までずっとこうやって生きてきてたんじゃない!?」って。

AERAとかNewsWeekで偉い人が言ってる意見を読んで、偉い人が言ってることの中から「ジブンもそう思う」というものを抽出して、それを「私の考え」と思い込んでいるだけだった。

ジブンの思考ではなく、偉い人が考えて言ってることの方が正しい。だからその正しいご意見をジブンの考えとしていたんですね。

要するに、自分の頭で考えて、自分の中から湧いてくる考えを言語化するっていう知的作業を、まったくやっていなかったのです。

私がやっていたのは、ただ単に知識を入れてただけ。
 

どうしたらおバカにならずに済んだのか

 
20代だった私に足りていなかったもの。

それは「自分への問いかけ」です。

自分自身へ問題提起をしていく。質問を投げかける。そういうことをほとんどやっていなかったのだと思います。

だから頭の中は知識だけでパンパン。なーんにも考えてないのに、頭が良くなってる気分になっていたのです。
 

自分がソレだとは気づきにくい

 
日頃から自分の頭に「問い」を放り込んでおくことは、とても良いことです。

まず第一に、その問いに対する「答え」が得られるから。

それ以外にも大きなベネフィットがあって、それは、考える力、思考能力がついてくるから。

もしも自身に質問を投げかけることが習慣になってない場合、年齢を重ねるごとにどんどん「問うこと」とは疎遠になっていってしまいます。気づかないうちにね。

そして、自分へ問いを投げかけることをまったくやらなくなると、とんでもないことが起こります。

それは…..

日に日に思考能力が衰えてくる、ということ。

だけど、自分自身の思考能力が衰えているってこと、どうやって気づけるのでしょうか!?

実は、自分で気づけることってなかなかありません。ほとんどの思考停止状態の人は、自分の考えを持っていて私はちゃんと考えている、って思い込んでいます。

自分がそうだったから、そういう状態に陥っている人のことがよくわかります。
 

なぜ思考停止に気づかないのか

 
私のこの体験談は90年代のこと。まだインターネットが今ほど普及していなかった時代です。

現在は超ネット社会ですから、頭の良い専門家のほか、一般人でも誰でも自分の意見や考えを公に発表するのが当たり前な世の中になっています。

そんな中、私が若い頃におちいっていたような「知識の蓄積」だけで主張している人がすごく多いと感じます。

自分の頭で思考したのではなく、誰かと誰かの意見の中からかき集めた情報をまとめて、あたかも自分の考えのように作っていってる文章です。

そのような文を書いている人に、悪気がないことはよくわかります。

ただ単に、思考しないことが習慣化されてしまった。ただ単に知識の蓄積をするだけで自分が思考してると勘違いしている。そんな状態。
 

どうやったら自分の意見を育めるか

 
自分がおバカだったと気づいたとき、『思考できるジブンへ改善プロジェクト』を立ち上げました。

何をしたかというと、幼稚な言葉でも下手でも何でもいいから言語化することを意識しました。

優れた専門家の意見に触れることが悪いのではないので、これは続行。誰かの意見を耳にしたら「じゃ、ジブンはどう思うのよ?」とすぐ問いかけます。

ちょうどその頃、思考力の高いメル友ができました。つたない言葉だけど私の考えを言葉にして伝える場があったことは幸いでした。

そうこうしているうちに、小論文もスラスラと書けるようになってきました。ちゃんと自分の奥から考えてることを引き出すことができるようになったからです。

英語の問題ではなく、自らの思考する力のなさ、考えの希薄さのせいで、小論文が書けなかった。これは前代未聞!?かもしれません。

気づけてよかった。
 

思考停止から脱出し自分の考えを育む、まとめ

 

*誰かの考えを目に耳にしたら、すかさず「で、私はどう思うの?」と自らに質問する
*常日頃から自分の考えを言語化するようにする。できれば誰かに伝えるか文章にする
*自分の意見を言ったら、必ずなぜそう考えるのか?を言葉にし説明する

 
このことは、一生続けていくプロジェクトだと思っています。

何故ならば、今の時代は簡単にすぐに思考停止状態になれてしまうから。たとえば、一日中TVの前に座ってゴシップ番組などを見まくっていたら、すぐに思考停止で考えが希薄な人になれます。そう考えると、一方的に受け身にならざるをえないTVって危険な家電ですね。

やはり、生身の人間に向かって、能動的に、自分の考えを述べたいものです。

問いかけあい、互いの考えに耳をかたむけあい、それを否定せず受け止める。そんな相手がいるのなら、共に進化していけますね!
 
 

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