私には甥っ子が4人いるのですが、その中でもおやじ系の味覚を持つ甥っ子3号の8歳の誕生会をしました。
甘いものが嫌いなので「俺ケーキ食べない」と言われてしまったんです。
お行儀悪いけど、誕生日だから特別に上のフルーツだけつまんで良しとし、こんな綺麗なケーキを作ってもらいました。(来年からはピザにろうそく立てることになりそう...)
ところで皆様は、「生まれてから一度も砂糖の入ったお菓子を食べた事がない人間」を見た事がありますか?
私は一度だけ遭遇したことがあります。
出逢ったのはある歯科関係のセミナー。みんなで自分の歯の模型(自分の歯の型をとって石膏を流して作った模型)を持ち合って、先生が診断してゆきそれを聞いて学んでゆくスタイルのクラスでした。
ふと机の上を見ると、まるで売ってるプラスティックの歯の模型みたいな、それはそれは美しい歯列弓(歯並び)の模型がありました。
「どうして?すごい!キレイ!ムシ歯の治療跡も無い!ですよね?」
と興奮ぎみなわたしに、ゆとりの笑顔で「はい、ありません」と答えたのは、王子様のような気品あふれる若い男性歯科医師でした。
まぁ、そういったセミナーなので、彼はお口をあけて実際の口腔内までじっくりみせてくれました。(^^;;
さらなる質問を浴びせてゆくと、彼は子供の時から1度たりとも「砂糖を食べたことがない」のだそうです。
だから今でもクッキーとかケーキは食べられないのだとか。
砂糖を食べたことが無い人の歯って、ほんとうに真っ白なんですね。輝くホワイト!キラリンッ!と音がしそう。
それに歯の標本模型みたいに健康で美しい歯並び。
現代人は少しぐらいずれてたり、ガタガタになってる箇所ってほとんどの人があるけれど、彼には全くなし!
それから、なんといっても『落ち着き』『優雅さ』があって、自信と気品に溢れている雰囲気なのです。
「そんなの白い歯と関係ないだろ!?」と言われそうですが、確かにそうです。
でも「砂糖を食べてない」ということには関係しそうです。
アメリカのADDや多動症その他の脳機能障害を持つ子供達は、毎日毎日、大量の砂糖づけになっています。
水の代わりはコーラ。一日何リットルも飲みます。ランチの時も帰宅後もチョコレートバーを沢山食べます。
「白砂糖を食べない」
ことの有益性ははかりしれないのでしょう。
以前、ラファエル先生がDr. Weston A. Priceの撮影した歯の写真を沢山見せてくださったことがあります。
故Price先生は、アメリカの歯科医師でしたが旅行が大好きで毎年世界を旅しタヒチにもたちよっていました。
職業柄みんなの笑顔と白い歯を撮影するのが大好きで、沢山の写真が残っています。
何十年もタヒチに通い続け、彼らの歯の写真を撮り続けてきたわけですが、歴代の写真を比べてみるととてもショッキングな事実を目の当たりにします。
まだあまりタヒチまで海外旅行に行く人も少なかった頃は、みんな真っ白で美しい歯列の歯を出して、輝く笑顔で映っています。
ところが、だんだんと近代に向かうにしたがって、写真のタヒチの人達は白い歯でもないガタガタの歯並びとか、八重歯とか妙な噛み合わせになっている人ばかりになってきます。
昔と今の写真を続けて観察すると、とてもショックを受けますよ。
そう、西洋人が『白砂糖』をタヒチに持ち込んでから、現地の人々はそんなガタガタの歯になってしまったのです。。。。
その発見をしてから、故Dr. Priceは歯科医師でありながらも栄養学や白砂糖がおよぼす害についてなど、研究をはじめました。
そして「伝統的な食事のみを常食にしている人は歯が白く歯列がきれいなだけでなく、免疫力も高く、顔の表情も輝いていて、etc...沢山の良い影響がある」ということを発見しそれを推奨していました。
今でも非営利団体として研究所が残っています。
Dr. Weston A. Priceのサイト
話がだいぶ飛びましたが。。。。。。。
「子供の誕生日にはケーキを買って祝ってあげよう」という一般論が、暗示のように染み付いていて、せっかく「甘いもの嫌い」な子供にもわざわざケーキを買ってくる洗脳された大人達(@自分も含め)、
まったく愚かですよね。。。。。