生き物のホルモン異常の話題です。動物園の人の話、牧場の娘から聞いた牛ホルモンの話、私の見たことなどなど。
先日、4人の甥っ子たちを連れて動物園に行ったときのことです。
雄のクジャクが羽を広げ、小刻みに振るわせながら音を出していました。
これは求愛ダンスだと子供の頃に習った覚えがあるのですが、よーく見てみると、なんと他の雄に向かってやっていたのです。
美しいターコイズブルーのオス。他のオス孔雀に向かって求愛ダンスしています。
よく観察してみると、おりの中にはメスらしきクジャクがいません。みんなきれいなターコイズ色の羽をもった雄ばかりです。
メスがいないから諦めてホモセクシャルな道に転身?かと思ってたら、こんな張り紙がありました。
「孔雀のメスは子育て中にも目立たないように茶色い地味な褐色の羽色ですが、数年前からホルモンのバランスが崩れてこのようなオスと同じ派手な羽色に変化しました」
張り紙を読んでしばらく孔雀たちを観察した後、動物園の係の人から話を聞いてみました。
この檻の中にいるクジャク達は、雄雌2匹つづだったそうです。
通常、メスのクジャクは茶色い色をしていて、羽が短めです。上の張り紙の右側の絵のような地味な外見をしています。
ところが!ある日気づいたら、全部のクジャク達がターコイズに斑点模様の雄の羽の色にかわってしまったのだそうです。
非常に不思議な現象だったので、東京大学からも研究員の人が通って検査を続けていたそうです。
ただ、自然界でもこれまでにこういった現象が見られた報告は少数例あったとのこと。
ホルモン系の異常かしら?と思って、どんな餌を与えているかをうかがってみたところ、「普通のにわとりの餌を与えてます」とのこと。人間が加工している餌なので可能性はなきにしもあらず。
ちなみに、メス達はすでに高齢で卵を生まなくなってからこのようなオスの羽色に変化したそうですが、その事とはどうやら関係ないそうです。
人間から見たら、外見が雄になってしまったのだからトランスジェンダーだ!と思ってしまうけど、実は、クジャクさん同士では「どの子が女子なのか?」は、ちゃんとわかっているのだそうです。
さっき求愛されていた子がメスなのですって!
下の写真では、向かって右側がメス。
皆様のお近くの動物園のクジャク達はどうですか!?
このクジャクさん達は美しい羽に変わったのだし、面白い話だなーということで完結したわけですが、やはりホルモン系異常の恐ろしさを目の当たりにしたという気がします。
ホルモン注射を打ってる食肉を食べるとどうなる?
私が担当した子供のクライアントさんの中でも、近年は乳房のある幼児が増えています。2歳の女の子もいました。
お母様達は、お医者さんに聞いても「原因はわからない」と言われる、とおっしゃられています。
胸部周囲の軟組織は、触れてみると乳腺が張っていますので、やはりホルモン異常かもしれない、と感じています。
LAでセラピストの学校に通っていた時、アイダホの農場の娘さんがクラスにいました。
その子はしきりに「私は他の農場の肉は絶対食べれない」と言っていました。そして、どんなに牛がたくさんの抗生物質やホルモン剤などをうたれるかを熱弁してくれていたのです。
日本のことはわかりませんが、アメリカでは牛はカナダやメキシコから輸入されてきます。その段階でたくさんの注射をうたなければならないし、その後も元々いる牛達に病気が移ったりしないように、たくさんの抗生剤を定期的に打つのだそうです。
それはそれはおびただしい数なのだそうです。
牛肉を選ぶときは、できるだけ安全なものを選びたいものです。(少なくとも話を聞いたアメリカ牛は避けたいですね)
意外に度外視されているのが、牛乳です。
牛乳にはホルモン系の心配だけでなく、アジア人の90%以上の人がアレルギーを持っています。アレルギーというのは目に見える湿疹だけではありません。あらゆる症状として出てきます。
下記がおすすめ本ですので、ご興味があったら是非ご一読ください。