『あきらかに、患者さん達の身体に異変が起こっている』。先日、東京で開催したワークショップにご参加くださった治療家の先生達が口々におっしゃっていた言葉です。
患者さんクライアントさんの身体の微細な情報をチェックし必要なトリートメントを施していくプロフェッショナルですから、気づかないわけがありません。(本質的な治療を模索し続け研究と実践を重ねている、勤勉な先生方ばかりがお集りくださっています)
3.11以降、体からのフィードバックをとって、身体と対話していく時に、身体の電極がおかしくなっていたり、素直に検査に対して反応しなくなっていることに、私も気づいていました。
脳と体の伝達信号の配線がうまく繋がっていない感じです。案の定、生体フィードバックのテストの結果、いくつかの放射性物質の影響を受けているという結果がみられました。
クラス中にも何名かがデモで検査を受けましたが、妙な反応をみせなかったのは九州の小さい島からいらした先生だけでした。
身体の解毒機能のキャパを上げることが先決
ホリスティック療法を施すセラピストや治療家は、病名をつけたりしません。症状から推測して病名をつけるのはお医者様の仕事です。
フィシオエナジェティックを実践する治療家は、何をするのかというと、
(1)■自然に治癒する機能を阻害している要因を取り除いていく、
(2)■壊れてしまった箇所の修復に必要なものを与える、
(3)■機能を阻害する要因をなくすためにはどうしたらよいか調べ解決する
これだけです。
皆さんも、コンピューターの容量が一杯になってしまったために、処理速度が遅くなってしまった経験があるかと思います。
そういう時には、いらないファイルを捨ててゆくことで、容量に余裕がでたら解決できますよね!?
それは人間にとっても同じ事なのです。
環境化学物質、ウィルス、ストレス、放射性物質、毒素、重金属、これらは、空気中や食べ物にから取り込まれますので、日々の生活のなかに満ち溢れています。
ただ、完璧に物理的にシャットアウトすることは不可能です。
では、どうしたらよいのでしょうか!?
その答えは体が自分で治るシステムのキャパを上げてあげること。
パソコンの容量を増やしてあげることによって処理速度を早めるように、人間の処理能力(自然治癒)の力を高めてあげるのです。その為に不要なファイル(上記に列挙した毒素類)を削除(排泄)していけばよいのです。
とはいえ、有毒物質を扱うのには、危険を伴います。体内でも体外でも同じですね。なので細心の注意をはらって、正確なプロトコルに従って少しずつ安全に排泄させてゆく必要があります。
排泄するためには、人間の場合ホースでジャーっというわけにはいかないので、排泄する内蔵たちにがんばってもらわなくてはなりません。肝臓や腎臓やリンパ腺などはもちろんのこと、脳も含めサポートしつつ排泄させます。
そうでないと、例えば弱った腎臓に有害物質の排泄を任せてしまったら負担が大きくてうまく排泄できませんし、腎臓が弱ってしまいます。
解毒が進んでないうちに、脳の重金属が流れ出てしまったら、頭痛に悩まされてしまうでしょう。(独断で断食や解毒をなさる方に多くみられる症状です。危ないです。)
ストレスという名の心の毒素
「ストレス」という名の毒素を排泄させる時も同じです。
体が弱っている時に、いきなり隠されていた負の感情が表面化してしまったら、対応しきれなくなるかもしれません。まずは体を元気にしてから心を元気にしたい、と身体が要求してくれば、そのような順番を守ります。
処理能力(自然治癒力)が高まっている状態ならば、新たな毒素が体内に入ってきたとしても、体を悪くすることなく、勝手に処理して、容易に排泄することができるようになります。
「自分は内部被曝してしまったのだろうか」と心配することは、もはや意味の無い事です。(していますので)
それよりも、日々の生活の中で(3)の『機能を阻害する要因をなくす』事、これを徹底していかれることをおすすめします。
(もちろん専門家の元で1と2を行なうことがベストですが)より有意義で前向きなことに時間と労力を費やした方がプロダクティブですよね。
放射能を恐れながらも自ら毒を摂取してる人
また、放射性物質による被曝を怖がりながらも、放射能汚染と同じくらい健康を害すことをやっている方も未だ多くいらっしゃいます。
喫煙も多種の有害物質を吸収する行為です。ニコチン、一酸化炭素、シアン化水素、タールなどなど。自分と周囲の人々の体内に取り込まれます。
放射性物質はいま旬の毒素というわけでもない、といいうことは、誰もがご存知だと思います。
「黄砂」は中国の北西部から偏西風によって日本にも大量に飛来します。日本に飛んで来る間に、粒が小さくなってしまうので、呼吸器に取り込みやすいサイズになって、主に春に大量に飛んでくるそうです。
金沢大学の小林史尚 准教授(環境生物工学)によって、黄砂に細菌などの微生物やカビが付着していることが確認されています。
また、核実験による放射性物質(プルトニウム、セシウム、ストロンチウム)や中国で発生した有害汚染物質が含まれていることが判明しています。中国の土壌そのものに、ヒ素、カドミウム、鉛などの重金属が含まれていることも明らかになっています。
(米ロズウェルパーク癌研究所研究所)
普段、掃除で使う洗剤やスプレーにもいろいろな化学物質が含まれておりよくお手拭きなどの成分としても知られる消毒薬「イソプロピルアルコール」について、生理学博士のハルダクラークが「肝臓にいる寄生虫の餌になる」と述べていました。そのせいで癌になるというセオリーで治療をされている方です。
このように、私たちは有毒なものに囲まれていますので、それらの影響をまったく受けないようにするのは不可能なことです。
できるだけ避ける努力をしたら、あとは身体のキャパシティーを高めるために常にナチュラルに解毒することと、毒を入れる行為をやめること、これを徹底していきましょう!!
せっかく体ががんばっているのを邪魔する行為をやめよう!
体が自動的に行なっている治癒の働きを応援してあげよう!
毒を入れる行為とは、喫煙、適量以上のアルコール摂取、汚染された野菜摂取、マスク無しで高濃度放射線汚染地域を歩く、化学物質でつくられた食品やジャンクフードを食べる(インスタントetc)、定期的なリラックスを怠る、運動不足、否定的思考、などです。
不要なコンピュータファイルを削除するイメージで行なうと、 比較的簡単に成功します。(罪悪感やhave toの気持でやらない方がベターな結果に)
毒があってもアレルゲンがあっても大丈夫な体になる
私の曽祖父は両切りの缶入り「峰」といフィルター無しのタバコをを1日4缶吸っていましたが、96歳でTVを見ながらコテっと亡くなりました。とても元気で逝きました。114歳で無くなったある男性は30年間ものあいだ一日30杯のコーヒーを飲んでいました。
黄砂のアレルギーの方も増えてきましたが、何ともないヒトの方が多いですね。花粉も同じく。
現在、日本やアメリカでは化学物質アレルギーは深刻な問題となってきていますが、ほとんど影響を受けない人がいるのも確かです。放射線に被曝して、病気になるヒトもいればちゃんと成人して立派に社会に貢献している方もいらっしゃいます。
是非ソウイウ状態をめざしていきましょう!
もしあなたが放射性物質の多い地域から避難しないと決めたなら、「こんな汚れた環境じゃ、おしまいだ」と思わないことです。
そうではなく、「何があっても丈夫で強い体を作るんだ!」と強く決心してください。それは可能なのですから!
そして、身体が効率的に解毒できるようサポートしていきましょう!
「何があっても丈夫で強い”心”でいること」、こちらも同じく、健康には欠かせない大切な習慣です。