繊細な感知力がある日本人の、災害で親を亡くした子の里親になりたいドイツ人

久しぶりにドイツ人の友人から連絡があって、「東日本大震災で孤児になった子供を養子に迎えたい」と相談されました。

3月からずっと真剣に考え続け決断したということで、連絡をくれました。

厚生労働省や日本ユニセフなど調べてみましたが、多くは阪神大震災の時と同様に、親族が引き取るケースがほとんどであり「国際養子縁組はあくまで最終的に考える事なので、不適切」とのことでした。

でも、もう少し他も調べてみようと思います。

もしも何か情報をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントをお願いします。

この友人は、ドイツで東洋医学を取り入れたホリスティックな歯科医院を営んでいます。日本に何度も来たことがあって、日本が大好きです。

なぜ何度も来たのかというと、目の見えない人達に東洋医学や指圧や針治療を教えに来ていたからなのです。

ただの按摩だけでなく、しっかりした知識と技術を身につけさせれば、治療家として立派に自立して生計を立ててゆくことができるからです。

きっかけは、一番最初に日本を旅行した時に、旅の途中でたまたま出逢った目の見えない人に「ツボ」を教えた体験だったそうです。

「ツボ」は、体内を流れる氣の循環ルートである「経絡(けいらく)」上に存在する、「氣」の交換がもっとも盛んなポイントで、その周辺には神経や血管がたくさん集まっています。

目が見えない人のセンサーはとても感度が良いようで、「この感じがツボだよ」と指先で触れさせ、ちょっと練習をしたら、あとは次々とツボの場所がわかるようになってゆくことを発見したそうで、その様子をみて「他の目の見えない人にも教えてあげたらできるのでは!?」とすぐ思いついたとのこと。

ところが、面白い事に他の国の人はそうでもなく、日本人に特有の能力だったことを後に発見。

そんなわけで、毎年数回来日してはこの技術を日本人の目の見えない方に特定し、教育していったのだそうです。

ツボを探すのは難なくできても、覚えるために教科書で人体図のツボの位置を確認し勉強する必要もありますが、生徒達は教科書を見ることはできません。

そこで、鍼灸の生徒達が使う”ツボ人形”のツボの位置に、突起物を加えたりして、自分で教材を作ったりもしたそうです。すごいですね。

彼は、思いついたら即実行タイプのようで、このアイディアを速攻で実行に移したそうです。だから、政府からの補助金もないし100%費用持ち出しのボランティア活動だったのです。

自国ならまだしも他国のしかも第三国でもないどちらかというと豊かな日本に対してそんなふうに働きかけてくれていた人がいたなんて、話しを聞きながら、おどろきと感謝の気持でいっぱいになりました。

彼はもちろん、東洋医学や鍼灸を教える資格を持っているドクターなので、日本でも認定証を出していたそうです。

ところが、いざ習得した技術を元に仕事しようとすると、日本では目の見えない方が針をつかって施術をするにあたり、さまざまな法律や規制があって、結局、実際に技術を活かすことができないという壁にぶちあたり、やむなく断念したということでした。

日本人特有の才能を見出し、せっかく社会貢献してくださったのに..
残念です。

でも彼が、そんな繊細な感覚とやさしい心を持った日本人がとても大好きであることは、今でも変わりありません。

だから、今回の3.11大震災を知り、本当にショックだったのだと思います。「自分にできること」について考えた末、親を災害で無くした子供を養子に迎えたいという結論に至ったのだと思います。

いろいろと難しいことだと思いますが、架け橋になれればと思います。

「ただでさえ、心が傷ついた子供を海外の言葉の通じない国に送りさらなる試練を与えてどうする!」などと公の機関からは言われるでしょう。でも、もしかしたら、すっかり環境がかわって新たな人生をスタートさせる方が良いと思う子供もいるかもしれません。(5歳から15歳の男児が彼の希望)

情報がありましたら、コメント欄かメールの方
ぜひお願いいたします。

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