Essay

優しいサンディーさんと、コアラ舎の前で一日おつきあい

仕事で訪れたオーストラリア・パースでしたが、こちらの動物たちに会わずに帰国するなんて考えられません。

最終日に電車に乗ってCohunu Koala Parkへ行きました。

この日はほとんど人がいなかったので、園で働くサンディーさんと1日過ごしました。

サンディーさん(仮名)は、ここ「コフヌ・コアラ・パーク」で11年間もボランティアを続けている、コアラ担当の女性です。

「この子、私の孫のウィリアムよ」と、赤ちゃんを見せてくれました。

お母さんコアラのお腹にしがみついている赤ちゃん、見えますか!?

英国ウィリアム王子のロイヤル・ウェディングの日に生まれたから、ウィリアム君だって。

ウィリアムは園内で一番のちびっこでした。

孫と呼ぶのは、お母さんもこのパークで生まれ、その時もサンディーさんが名前をつけたからなんですって!

「◯◯、こっちへおいで!抱っこしてあげるよ」と呼ぶと、呼ばれた子がサンディーさんの元へ歩みよってきます。

足元まできて、ダッコをせがむのですが、その姿がたまらなくカワイイ!

そして、よしよし、いい子だね〜!とハグして…

チュ〜、しちゃいます。

おっきい男の子もママ大好きです。

この“赤ちゃんだっこ”は、決して観光客にはできない抱き方ですね。

コアラちゃんは爪が鋭利なので、危険を伴うため観光客の記念撮影の時はとくべつな抱っこ用の爪防護ベストを着て抱っこします。

サンディーさんには、いつも抱かれているから爪は出さないのでしょうね。

見よ!この右側の3段重ね↑のコアラを!(^^;;
これ、なにやってるんだと思いますか!?

実は、年子の子供達なんです。(^_^)
今年生まれたばかりの小さい赤ちゃんは、まだお腹側↑に抱いています。

でも、昨年生まれた大きい子がまだママから離れられないのか、ときどき背中からおんぶしてきます。

人間の世界同様、コアラ母も年子は大変なんですね!

このパークは、近所のヒトが気軽に訪れる雰囲気のところで、受付には人は居ないから、入場料とか払っていない人もいるんじゃないか?と思うくらいにアバウトな動物園でした。

ほとんどの動物は放し飼いです。工事のおじさん以外は、このサンディーさんと若い女の子くらいしか、みかけなかったし。

入場者も数えるほどです。

しかも、座れるベンチがこのコアラ舎の前しかない。

帰りの電車までの時間はたっぷりあるので、私はここで長時間過ごしサンディーさんと一緒におしゃべりしたり、コアラ話しを聞かせてもらったりしていました。

もちろん、コアラちゃん抱っこもタッチもたくさんしました(o^∇^o)ノ

オプショナルツアーで行くべつの大きな動物園では抱っこ禁止でした。

昔行ったメルボルンやブリスベンの動物園では、コアラ抱っこの為の長蛇の列ができていて、ベルトコンベアーの様にせかされ、列が流れてゆきながら、コアラを抱っこし、チラ見するだけでしたが、それが普通なんでしょうね。

世界中からコアラちゃんを見にくるわけですから。

このパークはアバウトな雰囲気の、動物が自然体で飼育されている所だったし、とにかく来園者が少ない。

だから、こんなにずーっとコアラちゃん達と過ごせたのです。
とても貴重な体験でした。

「ワタシ、仕事4時に終わるから車で駅まで送ってってあげる」とサンディーさんが言ってくださったのですが、4時12分の電車だったから時間的に微妙だし、ゆっくり歩き散策しながら、幸せ気分で駅に向かいましたっ!
 
 
 
【備考】
「コフヌ・コアラ・パーク(Cohunu Koala Park)」は駅から徒歩20分弱。道順案内も目印も何もないし、道を尋ねる歩行者も見当たらない。走ってきた車を止めて道を聞きました(汗)。もちろん帰りも駅まで歩き。電車の本数がとても少ないですし、心配な方は現地のオプショナルツアーを使ってバスで行った方が無難かもしれません。
 
 

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【大道かほ莉】Kahori Omichi
・自然療法コンサルタント
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