
食品に含まれる放射線物質が見えるようになる安価な装置、5年の歳月を経て開発
放射性物質が含まれる食品を食べて、誰かを応援しようとしている方はこの記事は読まない方がよいかもしれません。
放射線医学総合研究所と帝人化成との共同研究によって、京都大学の中村秀仁助教授が、放射線を可視化できるプラスチック樹脂を開発しました。
秋に「シンチレックス」という名前で商品化される様です。
値段が一万円以下になるそうで、関東地区にお住まいの方々には朗報ですね。
これは、ペットボトル樹脂を改良して放射線を可視化できるように感度を上げたプラスチック樹脂製のもの。
放射線量に応じて、様々な程度の蛍光を発する素材の開発に、5年あまりかかったのだそうです。
カード型の簡易版は数値は示されないそうですが、食品売り場で魚、肉、野菜に含まれる放射能を判別することができるので、私達消費者にとっては、頭を悩ませなくても買い物ができるようになりますね。
まだまだ問題解決というか、元を絶つ事はできていません。
7月8月の大きな余震の後から出ている水蒸気とても気になります。下記↓は、バズビー教授へのインタビュー動画です。
ガイガーカウンターは空気中の放射線物質の値を計測するものですが、原発事故後は割高で販売されています。
首都大学東京の放射線安全管理学の専門家である福士政広教授との共同開発により、エステーから「エアーカウンター」リーズナブルな小売価格15,750円で発売されています。
【後日談2013/6/23】
期待していた『放射線を可視化できる プラスチック樹脂』は、
開発が進んでいないのでしょうか…。
バズビー教授へのインタビュー動画は削除されてしまいました。残念です。
【参考URL】
京都大学のサイト
http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110629_1.htm
Yahoo知恵袋で「商品化はまだなのか?」という質問を見つけました。答えが詳細な説明だったのでリンクを貼っておきます。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12118296952