Essay

フランス映画と、私の想い出

昔のフランス映画『僕のスィング』を見た。

ある日、いつもクラシック音楽がかかっているいきつけのカフェで変わった音楽が流れていて、「これって、何語かしら?」と質問したことからこの映画の話しになって、DVDを貸してくださった。

何語かわからなかったのは、それがジプシー音楽とスウィング・ジャズが融合した“マヌーシュ・スウィング”という音楽だったから。(マヌーシュ=>フランス中部以北・ベルギー・オランダなどで暮らしているジプシーの通称)

この映画は、ジプシー作品を撮り続けているフランスの映画監督トニー・ガトリフの作品です。

10歳の白人の男の子と、ジプシーの女の子の小さな恋物語とともにストーリがすすんでゆきます。

夏休み中、お婆ちゃんちに泊まっていた男の子が、ある時,酒場で聴いたギターに心奪われます。そしてなんとか古いギターを手に入れ、ジプシー地区に通い習う事になります。

映画では、誰でも受け入れてくれるジプシーの人々や、異文化に触れた少年の心情がよく描かれています。

男の子と女の子は、森を駆け巡り、河川でびしょぬれになって遊び、迷路のような道をあてもなくさまよったりして、毎日毎日、冒険の旅に出掛けます。

そして、いつも2人は笑っています。暗くなったら「じゃぁまた明日」と言ってわかれます。

この感覚って、誰もが子供の頃に体験したことがあるのではないでしょうか!?

こんな毎日が永遠に続いてゆくかのような感覚。夏休みの想い出。

私もちょうど主人公と同じ9歳〜10歳くらいの時に、隣りの家に同年代の白人の男の子の兄弟が夏休みの間中泊まりに来ていて、毎日のように探検ごっこをして一緒に遊んでいました。(いったい何語で話していたのだろうか!?)

小径で小さな花を摘んだり、空き地で仔猫を探したり、お寺に入り込んだり、林の中を歩き回ったり、いろんな場所に探検しに行きました。毎日です。クローバーで花冠を作って、頭にのせてくれたことも。

その頃の、緑の自然や美しい情景が、脳裏に焼き付いています。夏休みの想い出といったら、その時の自然の風景が浮かんできます。

あの頃はまさに、『こんな毎日がこのまま永遠に続いてゆくかのような感覚』でした。

夏休みが終わりに近づくと、彼らは自分の国へ帰ってゆきます。1年目はベニスズメ、翌年はミドリガメを別れ際にプレゼントしてくれたことを覚えています。

まさに『僕のスィング』のラストシーンの感じです。

永遠に続いてゆくかのような感覚が、突然プツッと音をたてて、終わってしまう。

まさか、マスターから借りた映画でこんな遥か昔のことを思い出すとは…

「夏休みの異文化体験」
「永遠の感覚」

インスピレーションの源泉にたどり着けそうな予感がします。

久しぶりに、人生の夏休みが欲しい。
そうすればきっと….
 
 

 

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【大道かほ莉】Kahori Omichi
・自然療法コンサルタント
・ことばアカデミー想咲人

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