読者さまからご質問をいただきましたので、答えをみなさまにも共有できるように記事にさせていただきます。
ご質問があったのは、HSP (Highly Sensitive Person)に関すること。『共感力が高く繊細に感知する人』との人間関係についてです。
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▶︎共感力がつよく敏感に感知する人たちHSP
家族や職場など、みなさまの周囲にも共感力が高いHSPの人はいますか!?どの人種でも全体の2割ほどの比率でHSPが存在するのですから、きっとどこかで接点があるのではないでしょうか。
まずはいただいたご質問からご紹介します。
↓ ↓ ↓
【Q】
HSPについて書かれた記事を拝見しました。読んでて、まさに私の彼氏がHSPの特徴に当てはまると思いました。私はたぶんHSPではないと思います。
まだ付き合いはじめて間もない関係なのですが、今後うまくお付き合いをしていくために、何か注意した方が良い点があったら知りたいです。
HSPの恋人と上手く関係性を築いていくためのアドバイスがありましたらぜひ教えてください。
「何か気をつけること」というのは、特別にありません。病気や何かの症候群とかではないからです。
運動能力が高いとか、味覚が鋭いとか、絶対音感があるとか、そんな感じの特徴だと思っていれば、相手のことを理解したり受け入れたりしやすいかもしれません。
その場の空気感など、非言語の情報に共感しやすい体質を持つ人たちです。
以下にアドバイス差し上げる内容は、一般的な「人間関係をうまくいかせる方法」と共通点があります。参考にしてみてください。
①感覚を否定しない
カレが何かを感知することがあって、それを共有して(話して)くれたとします。
その時に、カレが感じた内容を否定しないようにしてください。だからといって、それに同意する必要は全くありません。
「私はそうは思わないけど、あなたはそう感じたんだね」というスタンスの受け入れ方でも大丈夫。
とにかく頭ごなしに否定することだけは避けましょう。
「あなたは敏感過ぎるんだよ」
「そんなこと考えるなんておかしいよ」
などと、相手の感覚を否定しないようにしてください。
例えばカレが「あの人ってさぁ声が黄緑色だよね」とか言ったとしても、平然としていましょう。
「そうなんだ」と言ってスルーしてもぜんぜん問題にはなりません。なぜならカレは絶大なる確信があってそれを言っているからです。人から同意されなくても何とも思いません。カレにとってそれは真実なのです。
カレの得た感覚に同意する必要はまったく無い。ただ、言ったことを否定しなければいいだけです。
②デートの場所
先の記事の中でもご紹介しましたが、感知力が高いために激しい刺激を受けることを苦手とする人は多いです。
大きな音
人の怒りの感情に触れる
うるさい場所
べったりしつこい人
流血や暴力シーン
etc....
ただ、何がダメで何がオーケーかは、人によって違ってきます。
私の例を挙げると、お神輿を担ぐ時の大声が苦手。スポーツ観戦中に聴こえてくる大声も嫌いです。ですが、赤ちゃんの泣き声や子供達が大声でキャ〜と叫びながら遊んでいる声は全く気にならないです。
カレにとって苦手な環境や場面でのデートは避けた方が良いでしょう。ただ、先手を打って気遣いし過ぎるのもよくありません。
「○○○に行く?それとも△△みたいなところの方が好き?」などと、質問していろいろと話し合って、お互いに理解し合えることが理想です。
③誠実におつきあいしましょう
HSPの方は、周りの気配に共感したり情報に共鳴して感知する “感度” のようなものが高いのが特徴です。
もしもあなたが他に好きな人ができたなら、カレがあなたの心変わりを感知してしまう確率は高いでしょう。
例えばあなたが二股や不倫をしていたら、あなたのことを信じてくれていたとしても、カレの夢枕にあなたに異変が起きていることがメッセージとして現れることがあります。
これは余談ですが、ある女性クライアントさんはご主人様がAV動画を見ていたことを夢で察知しておられました。実際の浮気はしてませんが妄想上の浮気ですね。
どうしてこんなことが起こるのかというと、潜在意識では皆わかっているからです。
これはHSPに限らず、一般的に特に女性なんかはこのような体験をしたことある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
④苦手な場所や人
理由が不明確であるにもかかわらず「この店には絶対行きたくない」とか、「この環境に身を置くことはできない」とか、そのような主張をすることがあるかもしれません。
カレは人に気遣いがある性質かと思いますので、好き嫌いを激しく言うタイプではないと想像します。だからこそ突然「あのお店だけはぜったい無理!」などと言われて驚くかもしれません。
場所の気配とか、そこに関わりのある人々が生み出す場の空気感のようなものに共感した体験からカレはそう言っているのです。
「無理」と言われたら、無理強いはしない方が得策ですね。
どんな関係性にもあてはまる
以上がHSPの彼氏と上手く関係を築いていくためのアドバイスでした。
でもこれらは結局、どんな人間関係にも当てはまること。特にお子様との関係において活用していくと、才能を壊さずに成長することを促すことができるかもしれません。
子供さんは周りの様子や雰囲気といった非言語の情報を収集することに長けています。そうやって人間社会や他の人について学んでいくからです。
そういった意味では共感力が強いHSPの体質と子供には共通点もあります。
相手の感覚を否定しない。
「(私はそうは思わないけど)あなたはそう感じたんだね」
というスタンスでいる。
ほとんどの人間関係において、常にそうでありたいと思っています。
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