理由もなく「なんだかイヤな気分!」、生きていればそんな日もあります。
このうっすらとイヤな感覚は、身体からのメッセージと同じ役割を持っています。
ボディーの持ち主に、「ちょっとちょっと!なんか最近、本当にやりたい事からズレてないかい!?」って警告の一つ。
「病気」が身体をとおして何かを表現するように、「心が嫌な感覚」も同じように心の奥深いところからの表現なのです。
どちらも同じ様にボディー(=潜在意識)からのサイン。
体の主と、なんとかコミュニケーションをとろうとしているのです。
誰かや何かによって “嫌な気分" にさせられてるというよりも、自分が本当に成し遂げたいことに向かって歩んでいないことを知らせる為に、「嫌な感覚」で伝えようとしている。
とはいえ、「誰かから実際に嫌なことを言われた」から、イヤな気分になっているんだよ、という風な捉え方をすることもあるでしょう。
でもそれは、自分で自分の想いを裏切っているから、その様なイヤな気分につながる状況を自ら引き寄せていたにすぎません。
思い込みにまみれ複雑化しちゃったから、警告してる
「病気」とか「イヤな感覚」じゃなくってさぁ〜、もっとストレートに知らせてよ〜!、って思いますよね。
ですが、どんどん複雑化していってしまった大人には、ストレートには通じないことの方が多い。だから、こんな面倒な方法でメッセージを送らざるをえないのです。
人間は、思い込みという名の色メガネをかけ、自分の見たいものだけを見て「ジブンは世界を眺めてる」という気になってる生き物。
『どれだけ思い込みに気づき、どれだけ思い込みを捨てられたか』で、人生が充実していくかどうか決まります。
そのためには、こういった小さな深いところからのサインに気づいていくこと。それから心と対話する時間をつくっていくこと。が大事です。
もしも今度、理由もなく「イヤな感じ」がしたら、客観的に自分を観察してみましょう。正しくは『自分の心』との対話を。
「私は本当に行きたい方向に進んでいるのかな?」
と、問いかけをしてみてください。