先日、とても良い質問をしてくださった方がいました。こんな↓問いです。
「日々ストレスがあるので、愚痴を言いたい。でも言う機会があんまりないので、ストレスを溜めないように愚痴をノートに書き連ねることは良いことでしょうか!?」
私からの答えは「オーケー」です。
ただし、やり方を間違わないようにしていただきたいのです。
自分にとっての真実を生きることを言語化し宣言することをアファメーションと呼びます。願望を紙に書いていくとその内容が現実化されていきます。
ですので、愚痴をノートに書くときには、それがアファメーションになってしまわないように注意する必要があるのです。叶ってしまいますからね。愚痴が叶うということは、ノートに書いた内容が未来に継続され実現化され続けるということになります。
例えば、「カワイイ子ばっかりひいきしやがって、上司Aムカつく!」とノートに書いた場合、このような不平等な状況が続いていってしまいます。上司Aと一緒に働かなくなったとしても、また同じような出来事が繰り返されます。つまり、カワイイ子ばかりひいきする人と出会うのです。
だから、ノートに愚痴を書きたいならば、あることに気をつけてください。
(過去記事)
▶︎お母さんは悪くない、他者原因の考え方はあなたを成功から遠ざけ病気を招く
それでも愚痴は書いてもいい
悪い出来事や嫌だなと思うような出来事は、本来は解決できることです。
「これこれが良くないこと」→「だったら、どう解決する?」
この思考の移動があれば、愚痴といえどもとてもポジティブな行為になるのです。むしろ、書いた方がいいくらいです。
先ほどの例であれば、「自分は上司に正当に評価されてない」ということが問題点である愚痴の内容。
「だったら、どう解決する?」と自分に質問してみます。
自分の中から解決策が浮かんできたら、それを書きとめます。
「上司に正当に評価されてない」→「もっと笑顔でいる時間を増やそう」
「上司に正当に評価されてない」→「上司にこちらから話しかけてみよう」
愚痴を書くことによって、なんと!解決策が生まれてきてしまったのです。素晴らしいことではないでしょうか!?
これは、とてもしっくりくるアファメーションとなります。
紙に書いたのだから実現化します。職場でいつもニコニコするようになったあなたは、職場でも幸福ホルモンであるオキシトシンが分泌されている人になる。体も心も自然に癒えるようになってくる。そのような人には周りに人が集まってきます。
愚痴を書いたことによって、こんなにもよき副産物が手に入るかもしれない。
また、この2段階の愚痴の書き方は、問題解決型/危機管理型であるとも言えるもので、これを書くことによって精神が安定する効果も望めます。
何故ならば、得体の知れない不安感ではなくて、具体的な解決策(しかも自分から出てきたやつ)がそこにあるからです!
(過去記事
▶︎The 淘汰圧:生物の進化、あなたの進化
問題と解決がセットになっている
「目標や望んでいることを紙に書くことがなかなかできない」という方もたくさん存在します。潜在意識の中にある壁のようなものの仕業でしょうか。
「なんだかわからないけど、どうしても書くことができない」、という方はネガティブ思考であることが多いです。
ネガティブ思考の方が正当なアファメーションを書いてみても、ちょっと違和感を感じてしまうのです。自分がなんだか嘘をついてるような気になってしまうのです。
「あ、それ私のこと!」と思った方は、先ほどの「愚痴(問題点)」プラス「解決策」をセットにして書く方法を取り入れてみてください。
今日ご紹介した方法は、ネガティブ思考気味の人で「なんだかアファメーションを書くことができない」という人には特にオススメです。
最後にもう一度繰り返しておきます。
「愚痴」だけをつらつら書かないように注意してください!
必ず右側に『解決策』を書いて、セットとします。
完璧に完成させましょう!
ある日ふと、人生が右肩上がりになっていくことに気づきます!