生体音響学:企業家としての卓越性を現実にする

ヴォーカル・プロファイリング ― 企業家としての卓越性を現実にする

散らかった車庫の小さなスペースで始まったこの研究所が、数年で世界的に知られるようになった。これは、待っているコンセプトの壮大さ、つまり正確な歴史の瞬間が用意されているコンセプトにのみ起こることではないでしょうか。このことがまさに当てはまるのが、オハイオ州アルバニーにあるサウンドヘルス社で、同社は『声は健康のホログラフィックな表れである』という考えに専心し研究しています。

ヴォーカル・プロファイリング(声の診断)として知られるこの革新的なバイオテクノロジーは、非常に優れた地元の企業家シャリー・エドワーズの素晴らしい開発によってできました。「声の分析という考えは、最初は人々にとって奇妙なものですが、その考えの基礎にはすでになじみがあることであると気付くと、みなさんさらに情報を得たいと強く思います。」と、エドワーズは言いました。彼女は「若い男性の声が思春期に変化することを誰でもよく知っている」と指摘しています。このような変化は、進行中の生化学的な調整に関連があります。「ただ、人々は、このような自然の出来事が生物学的モデルとして健康のために利用できるということを、これまで思いつかなかったのです。」と、彼女は眉をあげて“全てお見通し”といった様子で頬笑みながら、客観的に述べました。

人の感情的、生化学的、構造的状態を判断するのに、人間の声の周波数や変調を分析するという考えは、軍事的利用、検証の目的での犯罪捜査、治癒不能と考えられる症例の研究、健康状態の判断、ストレスや痛みの軽減、有害物質や病原菌への暴露の究明等のために、医療機関や医大によって利用されています。世界貿易センターの消防士やエンジニアとの連携から、地元の脅迫電話魔の特定作業への支援まで、アセンズで行われた先駆的な仕事はその価値を証明してきました。

「ヴォーカル・プロファイリングがどのように利用できるかのリストをあげると限りがないようで、エネルギー医療と逆症療法の統合のための手段をもたらします」と、ローマン・チュルッキー医師は述べています。チェルッキー医師は、この新しいテクノロジーのおかげで、昨年、彼の心臓発作を予測し、彼の身体が前立腺ガンの診断を覆す助けになった、と語っています。「私は、この研究に非常に満足しており、逆境に直面することがあっても、シャリーがこれらのアイディアを守り通してくれて、大変うれしく思っている。彼女は医師の医師だ。彼女が行っていることは、定義によれば医学ではないが、私は困難な症状を抱えた私の患者を全て彼女のところに送っている。」とチェルッキー医師が述べています。

エドワーズは、彼女の開発したものを使って検証された技術を提供してほしいと求められて、「私たちの技術が、アスリートやトレーナーたちがどの筋肉を養えばいいかを、容易に予測するのに非常に役立ちました。低周波のアナログ音源が特定の筋肉をリラックスさせたり、強化したりすることができるということが、二重盲験試験によって明らかになりました。プロのチームも、大学のチームも、彼らのスター選手がベンチにいては、収入をうしなってしまいます。私たちはそれを防ぐお手伝いができます。」と述べました。

新しいパラダイムを受け入れることは、通常は非常に長い時間がかかるものですが、重大な事故が起こったために瞬時に受け入れられたりすることもあります。けれども『声を使って健康に関する情報を提供する』という考え方は、これにあてはまりません。熱心で粘り強い研究、努力によって、声を健康のバロメーターとして利用するという実用的な原理は、やがて、地元の医療機関を訪れる際に体温や血圧を測るのと同じように一般的なことになる日がくるでしょう。

© 2024 大道ブログ